プロフィール

むらかみかずこ

一般社団法人
手紙文化振興協会 代表理事

ビジネス手紙有限会社
代表取締役

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メッセージ

かつて連絡を取り合う手段だった手紙が、「気持ちを伝える道具」へと、その役割を変えました。

このブログでは、幼少の頃からの手紙好きが高じて現在の仕事をはじめたわたし/むらかみかずこが、手紙の書き方・楽しみ方や、気持ちが伝わる言葉、文章の書き方のヒントをお伝えしていきたいと思っています。

声に出して伝えるのが苦手でも、書くことでなら、意外とスムーズに伝えられることがあります。まして、それが手書きなら、言葉の力が何倍にも強まります。

伝えたいことがあるのに、なかなか声に出して伝えられない。
そうしたもどかしさを抱えたことのある人に、ぜひ楽しみながら見ていただきたいと願っています。

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2020年8月アーカイブ

2020年8月29日 16:34

銀閣寺に行ってきました

テーマ:手紙空間
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今日はポストカードではありません。
朝一番、8時半の開門時間に合わせて銀閣寺に行ってきました。


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掃かれたばかりです。少し遠慮がちに歩きました。

朝早くにもかかわらず、庭師が何人も働いていました。この暑さですから、大変な仕事だと思いますが、庭づくりは究極のクリエイティブ。歩きながら「いいなー、来世でもし男に生まれ変わったら、財を成して晩年に庭づくりしたいなー」と思いました。@女に生まれ変わったら、オペラ歌手です。

細長い棒を持って歩く庭師がいました。何をするのか見ていたら、あちこちの蜘蛛の巣を取って歩いていました。「蜘蛛の巣が多いですね」と話しかけたら、「虫が多いから、この時期は一番多いですよ。3時間もすると、すぐにできますよ」と。蜘蛛も張りきり甲斐があるというもので...。

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緑のグラデーションに圧倒されます。
セミもけたたましく鳴いていました。

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月を見るためだけに作られた向月台。
銀沙灘(ぎんしゃだん)は月の光を反射させるために作られたもの。

20200829-1.jpg
売店に同じ構図のポストカードがあったので、1枚買いました。


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若い頃に買った写真集「京都月光浴」(石川賢治)。満月の光だけで撮影された写真集です。
この本の中に、「月待山の頂上部から満月が上がってくると、池で魚が跳ね、静寂の中、水音が計算したように反響し、白鷺が舞い降りてきました。」という一文があります。

この世のものとは思えません...。

中学生の頃、歴史の授業で、「室町幕府8代将軍・足利義政は、政治能力が欠けていたために応仁の乱を引き起こし、その責任から逃れるように東山に居を移し、銀閣寺を建て隠居した。いわば、政治そっちのけで文化に帰依した残念な人」という学び方をした気がします。

いろいろな角度からの見方があるのだと思いますが、いずれにせよ本人はさぞ苦しんだことでしょう。その苦しみが深かったからこそ、究極の美を追い求め、それが、後世の日本が誇る世界文化遺産を生み出したのだと...。

20200829-8.jpg
冷たいお抹茶をいただきました。
干菓子にある家紋は、天皇家と足利家。

天皇家と足利将軍家が同居・共存している様は、解決不能な問題を抱えながら、お互いの忠誠心が厚いようにも見えます。
とても複雑ですけれど、そんなこと一切考えず、いただきました。


門前の漬物屋さんのおじさんが、開店準備しながら「ひゃー、暑い。しっかり暑い」と言っていました。「しっかり暑い」というのは京都弁でしょうか...??

自宅から銀閣寺まで徒歩10分なのです。
散歩して、ひと休みして、10時には戻ってこられる幸せ。


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2020年8月28日 09:11

夜空の迫力@漫画風ハガキ

20200828.jpg
エトー★ユキさん、手描きオリジナル
夜空がすごい迫力。
よくぞ、描けるものですね。

もともと漫画家、今は女優さんでもある友人のエトー★ユキさん。10年ぶりに再会しました。



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2020年8月27日 08:24

金木犀(きんもくせい)

20200827-3.jpg
ワンダーペーパー(郵便はがき用紙リサイクル紙) きんもくせい


オレンジの花は金木犀(中国名:丹桂)、白い花は銀木犀(ぎんもくせい/中国名:銀桂)。
「木犀」という名は、樹皮が動物の犀「サイ」に似ていることからついたのだそうです。

開花期は9半ば~10月半ば。
秋の深まりとともに、甘く強い香りを漂わせてくれます。

少しフライングですが、なんとなくね。夏の暑さにはもう飽き飽きしました。
今秋、金木犀の香りに出会えますように。

その前に、台風の被害が出ないことを願います。


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2020年8月26日 11:52

鳩居堂と葉小舟堂の金魚、夏の終わりに使いたい言葉、シンプルな言葉で伝える

20200826-2.jpg
鳩居堂 シルクスクリーンハガキ

「ザ・鳩居堂」な1枚ですね。
京都寺町通りにある京都鳩居堂さん。今春、お香のカフェもオープンしたのですよね。
京都便利堂、裏具、ROKKAKU、嵩山堂はしもと、からふね屋... 京都に来たからには行きたいお店がたくさんあります。この暑さとコロナ禍で外出がままならず、少し時間がかかりそうですが、そのぶん楽しみが持続すると思えばいいでしょうか。


20200826-1.jpg
葉小舟堂 「初夏の庭先」
illustration by miyakotaya

夏らしい金魚つながりの1枚。
拙著『一生使える、一筆箋の美しいマナーと言葉』(PHP研修所刊)のイラストレーターさんのプライベートブランドです。


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夏の終わりに使いたい言葉
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今の時季に合う雨や風の言葉をいくつか紹介します。

◎白雨(はくう)
夕立。にわか雨のこと

◎電雨(でんう)
稲妻をともなって降る、にわか雨のこと

◎夏疾風(なつはやて)
急に吹きだす激しい夏の風のこと

◎神立(かんだち)
雷(かみなり)のこと

◎遠雷(えんらい)
遠くのほうで鳴る雷のこと

◎雷光(らいこう)
いなびかり。稲妻のこと

なお、雷の語源は「神鳴り」。雷は神様が鳴らすものだと考えられていたのですね。

参考/『雨の言葉』『風の言葉』高橋順子著(小学館刊)


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シンプルな言葉で伝える
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気が早いようですが、先日、雑誌の依頼で年末年始の文例を書きました。

例年、来る年が幸せに満ちた年になるよう願って書きますが、今年は言葉をあらためました。
未来の夢や希望より、平穏な日常や、心身の健康を願うほうが、コロナ禍の気持ちに近いと感じます。

これを仕事や人づきあいにあてはめると、これまで以上に、身近な人を大切にする風潮に価値観が変わってきているようです。

職場でも、家庭でも、より気持ちが伝わる感謝やねぎらいを。大げさでないシンプルな言葉のほうが、かわいた心に響きます。

◎感謝のフレーズ
・おかげさまで〇〇できました
・丁寧に対応していただき、助かりました
・気を利かせていただき、ありがたいです
・サポートしていただき、心強いです
・ご縁をいただき、嬉しく思っています

◎ねぎらいのフレーズ
・おつかれさま
・よくがんばりましたね
・大変だったと思います。えらかったですね








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2020年8月23日 10:34

つながるよろこび

20200823.jpg
POSTA COLLECT
文字と封筒、ハガキのイラスト&落款は、送り主さんによるものです。


京都に住む20年来の友人が手伝いに来てくれた甲斐あって、早々に新居が片付き、快適に生活しています。
朝晩の散歩が楽しみです。落ち着いた土地柄でありながらも個性的なお店が多く、わくわく・キョロキョロしながら歩いています。

京都の友人とは7~8年ぶりに再会しました。
わたしとは比較にならないくらい、数々の荒波を経験してきた友人です。つらかったことを微塵も感じさせない、幸せそうな彼女の笑顔を目にしたら、しみじみ、「あぁ、よかった」という思いがこみ上げてきました。
いい人は痛い目に遭うことも多いけれど、幸せを感じる瞬間も絶対に多くありますね。

ワンコはまだ新居に慣れないようで、外から聴こえる物音・人の気配に、日夜を問わずウォンウォン吠えてしまいます、、、汗
夕べ、新居に来てはじめて、おなかを上にして寝ていた(←リラックスのポーズ)ので、これから徐々に慣れてくれるでしょう。そう言い聞かせています。


20200823-1.jpg
連載中の雑誌『新世』
もう10月号ですか...。一年の終わりに近づきますね。

そういえば、先日、他誌で年賀状文例をいくつか書かせていただきました。
今年はコロナによって、文例が変わりました。年賀状はおめでたい便りですから、例年は幸せな一年を願う文例を多く書かせていただくところ、今年に関しては幸せを願う以前に、現状維持、心身の健康を願うほうが心情に近いため、必然的に、そういう文例が多くなります。

すばらしい一年を願ったり期待したりするより、とにかく体を大切に、いつもどおりに過ごすことこそ尊いという感覚です。

で、一般に、幸せを願う文例/言葉を生み出すほうが、現状維持を願う文例/言葉より、はるかに簡単です。
「いつもどおり」に過ごすには精神的な強さが必要ですね。
来年以降も間違いなくこの状況は続くわけですから、気持ちをしっかりと引き締めていかないと!!



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