鳩居堂 シルクスクリーンハガキ
「ザ・鳩居堂」な1枚ですね。
京都寺町通りにある京都鳩居堂さん。今春、お香のカフェもオープンしたのですよね。
京都便利堂、裏具、ROKKAKU、嵩山堂はしもと、からふね屋... 京都に来たからには行きたいお店がたくさんあります。この暑さとコロナ禍で外出がままならず、少し時間がかかりそうですが、そのぶん楽しみが持続すると思えばいいでしょうか。
葉小舟堂 「初夏の庭先」
illustration by miyakotaya
夏らしい金魚つながりの1枚。
拙著『一生使える、一筆箋の美しいマナーと言葉』(PHP研修所刊)のイラストレーターさんのプライベートブランドです。
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夏の終わりに使いたい言葉
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今の時季に合う雨や風の言葉をいくつか紹介します。
◎白雨(はくう)
夕立。にわか雨のこと
◎電雨(でんう)
稲妻をともなって降る、にわか雨のこと
◎夏疾風(なつはやて)
急に吹きだす激しい夏の風のこと
◎神立(かんだち)
雷(かみなり)のこと
◎遠雷(えんらい)
遠くのほうで鳴る雷のこと
◎雷光(らいこう)
いなびかり。稲妻のこと
なお、雷の語源は「神鳴り」。雷は神様が鳴らすものだと考えられていたのですね。
参考/『雨の言葉』『風の言葉』高橋順子著(小学館刊)
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シンプルな言葉で伝える
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気が早いようですが、先日、雑誌の依頼で年末年始の文例を書きました。
例年、来る年が幸せに満ちた年になるよう願って書きますが、今年は言葉をあらためました。
未来の夢や希望より、平穏な日常や、心身の健康を願うほうが、コロナ禍の気持ちに近いと感じます。
これを仕事や人づきあいにあてはめると、これまで以上に、身近な人を大切にする風潮に価値観が変わってきているようです。
職場でも、家庭でも、より気持ちが伝わる感謝やねぎらいを。大げさでないシンプルな言葉のほうが、かわいた心に響きます。
◎感謝のフレーズ
・おかげさまで〇〇できました
・丁寧に対応していただき、助かりました
・気を利かせていただき、ありがたいです
・サポートしていただき、心強いです
・ご縁をいただき、嬉しく思っています
◎ねぎらいのフレーズ
・おつかれさま
・よくがんばりましたね
・大変だったと思います。えらかったですね