2年前の今日、趣味の歌でイタリアのローマ・バチカンにいました。ちょうど今日、このボーダーのカットソーを着てました。もうずいぶん昔のことのようで、写真を見ると今とほとんど変わっていない気がします。
*
最近よく「もっと父に甘えたかったなー」とか、「今なら素直に甘えられるのになー」とか、無性に、そう思う瞬間があります。
わたしはこれまでずっと男の人に頼るのが怖かったのです。とりわけ個人事業主としてスタートした20年前からずっと、まわりにいる男性は中小企業の社長さんが多く、みな海千山千。「スキを見せちゃいけない。すぐ嫌な目に遭う。怖い。傷つく...」ずっとそう思い込んでいました。
すると、そうした苦手意識や恐怖心が引き寄せるのか、嫌なこと、傷つくことが本当に「これでもか!」というほど数多く身の上に起こりました。
おかげでつらいことがあってもすぐに立ち直る強さは身に付けたつもりですが、それでもやはり、いざとなると内心はいつも「絶対に騙されちゃいけない」「絶対に守らなきゃいけない」とガッチガチに緊張して凝り固まっていました。
だけど、もういい加減、バカバカしくなりました。
本当のわたしは、もっと男の人に甘えたいし、頼りたいんだ。困っているときには助けてほしいし、がんばったときには褒めてほしい。あたりまえのこと。
素直に助けを請うたら、大抵の人はやさしくしてくれる。
ときには嫌なことをされてしまうこともあるけれど、それはただその人が不器用なだけ。やられたら抗議する。で、謝ってきたら許すし、謝らなかったらやり返す。それだけのこと。
そう思ったら、なんだかわたし、だいぶラクになれましたーーーーーー。