上村松園(焔)1918年 東京国立博物館
京都市京セラ美術館で上村松園展をやっているので、ささっと観てきました。
上の絵も観ました。「源氏物語」に出てくる六条御息所。裾まで描かれていないので、お化けですね。羽織に蜘蛛の巣がからみついているようです。
自分を捨てた男(光源氏)を恨み、男が情を交わした女たちを次々と呪い殺した六条御息所。怖いですね、おどろおどろしいですね。
自分を捨てた男(光源氏)を恨み、男が情を交わした女たちを次々と呪い殺した六条御息所。怖いですね、おどろおどろしいですね。
怖い女を描いた絵、好きです。
ほかにクリムトの「ユディット」も大好き。無性に惹かれます。
怖いもの、見たことのないもの、不気味なものに対して人は恐怖心を抱き、忌み嫌います。その一方で「怖いもの見たさ」という言葉があるように、それは同時に強烈な好奇心を呼び起こします。
絵、物語、音楽、映画...、そして人も。
明るさややさしさだけでない、怖さ、おそろしさは吸引力の一つ。
あぁ~、ひんやり冷気が漂います。涼しいわ(笑)