濱文様 絵てぬぐい「柿の木と小鳥」
「木守柿(きもりがき)」という言葉があります。
柿は収穫するとき、すべてをとってしまわないで、木の先端のほうに少しだけ残しておく風習があります。理由は鳥にあげるため、来年の豊作を願うため、神様に捧げるためなど様々あるようで、その残された柿の実のことを「木守柿」といいます。
柿は収穫するとき、すべてをとってしまわないで、木の先端のほうに少しだけ残しておく風習があります。理由は鳥にあげるため、来年の豊作を願うため、神様に捧げるためなど様々あるようで、その残された柿の実のことを「木守柿」といいます。
印象に残る、よい言葉ですね。
わたしは先日初めてこの言葉を知りました。そして、この言葉を知った数日後、京都の嵯峨を歩いているとき、何気なく見上げた木のてっぺんに1個だけ残された柿の実を見つけました。「あ! あれだ!」と、なんともいえない喜びがこみ上げてきました。
言葉を知ったからこそ、気づけた喜びです。
遅れないよう歩いていたときだったので写真を撮れませんでしたが、記憶の中にしっかりと残っています。
遅れないよう歩いていたときだったので写真を撮れませんでしたが、記憶の中にしっかりと残っています。
言葉を知ると、気づけることが増えますね。そう実感した出来事でした。