榊原紫峰 梅花群禽(昭和14年頃)
足立美術館
榊原紫峰は京都出身の画家。鳥好きとして知られ、鳥の絵をたくさん描いています。
群禽は「ぐんきん」と読みます。禽には鳥の意味があります。むずかしい漢字ですね。
雪が残る梅の樹とメジロたち。
寒い日が3日続いたあと4日ほど暖かな日が続き、だんだん春に向かっていく様を「三寒四温」と言います。
この絵は、この寒い日の朝、庭から眺める梅の樹を描いたのでしょうか...? 渋いですね。
そういえば、わたしの実家にも、昔、梅の木がありました。
毎年たくさんの梅の実がついたので、父は梅酒づくりに精を出していました。
あの梅の木はいつ伐採したのだったか...?
子どもの頃は梅の木のよさがあまりわかりませんでしたが、今見ると梅もいいですね。凛としていますね。