ぽちぶくろの本、とてもおもしろい。
320ページの分厚い本ですが、デザインのバリエーションが豊富なのでちっとも飽きません。
日本ではホテルやレストランでチップの習慣がないので、お金を包んで渡すときについ遠慮してしまいますよね。遠慮する必要ないと頭ではわかっていても、渡す際にどこかためらいがつきまといます。
そのためらいを隠すために「ふくろ」の意匠に凝り、中身より袋のやりとりという「遊び」に変えて照れ隠しとした。しかも、できるだけ小型にして、洒落や粋を感じさせるものにした・・・というのが、ぽちぶくろの成り立ちだそうです。
そのためらいを隠すために「ふくろ」の意匠に凝り、中身より袋のやりとりという「遊び」に変えて照れ隠しとした。しかも、できるだけ小型にして、洒落や粋を感じさせるものにした・・・というのが、ぽちぶくろの成り立ちだそうです。
日本人の美意識は、すべてのものを矮小化することから生まれた、という一文も書かれていました。
なるほどですね。その感覚はよくわかります。
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母から、お正月は帰ってくるの?とメールが届きました。そうか、お正月のことをすっかり忘れていました。ふだんは平気でも、お正月の一人暮らしはさみしいものです。ワンコの預け先がすんなり見つかるかなぁ...。