こんにちは、いかがお過ごしですか。
松の内が明けました。
寒さの本番はまだこれからですが、少しずつ、季節は春に向かっていきますね。
写真の一筆箋は、日本橋「はいばら」さんのものです。
いわゆるよく見かける一筆箋より少しだけ横幅が狭く、縦に長い形をしています。より短冊形に近い感じですね。
絵柄は、明治時代後期から大正時代にかけて活躍した画家・竹久夢二によるもの。
日本橋「はいばら」さんは、もともと江戸時代からつづく紙問屋さんで、竹久夢二が外国に行くときなどにその費用を負担したり、生活の面倒を見ていたといいます。
これらの絵柄は、そのお礼に、夢二が「はいばら」さんのために描いたものだそうです。
美人画で有名な夢二も、こうした植物を描いていたのですね。珍しいのではないでしょうか。
写真の左から、豆、秋風、梅、どくだみ、胡瓜です。
このシリーズは他にもいろんな絵柄のものがあります。どれもすてきですね!