こんにちは、いかがお過ごしですか。
今日は3連休の最終日。春のきざしを感じています。
今年届いた年賀状の中にうれしいサプライズが!
スタバ年賀状。これ知りませんでした。ドリンク1杯無料チケット付き。うれしいです。ありがとうございます!
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大学を卒業後、特殊法人勤務をへて小さな編集プロダクションに就職しました。もともと本や雑誌を読むことが好きだったので、雑誌づくりに興味がありました。
その会社で基本的な「書くこと」や印刷のことを覚え、いろいろなタイミングが重なって個人事業主のライターとして初めて自分の名刺を持ったのが、今から約20年前。
最初はタウン情報誌やブライダル情報誌の記事を書くことからスタートし、その後、中小企業の社長さんに「なぜ、その会社をつくったのか?」「その商品・サービスを通してお客様にどんな価値を提供したいとお考えか?」といった仕事に込める思いをインタビューして文章にまとめる小冊子作成の仕事とめぐりあいました。
当時のわたしは社会経験も何もかもすべてが未熟。お客様は企業の社長さんでしたから、同じレベルで話せるようなことなど何もなかったように思います。
ただ、そういう人たちからも信頼してもらえなければ、ごはんを食べていけません。
目の前の依頼に誠実に向かい合うことはもちろん、営業活動の1つとして、ご縁のある方にお礼状を書いたり、用事がなくても季節が変わるたびに季節のはがきを送ったり、ものや書類をやりとりする際には必ず一筆箋を使ってひと言添えたりしていました。
すると、しだいに「いつもありがとう」「あなたから届くはがきを毎回、楽しみにしている」「机に飾っているよ」といったうれしいお声をいただくようになりました。
褒めてもらえればそれはまさにご馳走ですから、「もっと喜んでもらうためにはどうすればいいのだろう?」「どんなふうに書いたらいい?」「どんなふうに工夫したらいい?」と、もっともっとと追求する気持ちが強くなりました。
運もよかったのでしょう。書く枚数が増えるにつれ依頼や紹介の数も増えていき、年間1000枚くらいになると、今度は「出版してみないか?」「うちの会社の女性社員に教えてほしい」といった新しい世界がしぜんと広がっていきました。
今も思い出すのが、当時、あるリフォーム会社の社長さんからかけてもらったひと言です。
「こういうの(←はがきのこと)はいいね。手紙を書くのは徳を積むいちばんの方法だから、これから先もずっと続けていきなさい」
わたしなりに必死だったからだと思います。泣きそうになるくらいうれしく、胸に響いた言葉です。
思うに、手紙がいつも未熟な自分を補ってくれました。