こんにちは、いかがお過ごしですか。
ようやく読み終えた小説『蜜蜂と遠雷』(恩田陸著、幻冬舎)がすばらしかったです。読み終えてしまうのが惜しくて、読むペースがなかなか上がりませんでした。体中によい言葉とよいイメージが入ってくるかのような感動を覚えました。
最近よく思うのですが、出会う人、聴く言葉、読む言葉がすべて自分に魔法をかけてくれます。
人もそう。音楽もそう。絵画もそう。目にするもの・耳にするものがすべて自分の体に入ってきます。
よい言葉とよいイメージをたくわえて、わたしもまわりによい魔法をかけられる人でありたいと、そう自分に願っています。
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森鷗外記念館(東京都文京区)で秋に講座を行うことになり、ごあいさつに行きました。一筆箋2冊はプレゼントしていただいたものです。
森鷗外さんは軍医でもあったので、日露戦争の乃木希典とのやりとりなど、興味深い手紙の展示も多数ありました。モダンな建築物でした。おいしいコーヒーをいただきました(HP/森鴎外記念館)
北海道在住の協会認定講師・安部砂緒里さんから、紫陽花の立体カードが届きました。すずやかですね。ふと疑問に思ったのですが、梅雨のない北海道にも紫陽花のカードは売られているのかな。多少はあると思うのですが、使う人の感覚はどうなのでしょう? 今後、聴いてみよう。
倉敷の大原美術館で観たエル・グレコの「受胎告知」のポストカード。
わたしは宗教画が好きです。信仰している宗教はありませんが、お祈りの絵を観ると、強い意思の力を感じます。