今日の一通<届きました編>: 2020年8月アーカイブ
鳩居堂 シルクスクリーンハガキ
「ザ・鳩居堂」な1枚ですね。
京都寺町通りにある京都鳩居堂さん。今春、お香のカフェもオープンしたのですよね。
京都便利堂、裏具、ROKKAKU、嵩山堂はしもと、からふね屋... 京都に来たからには行きたいお店がたくさんあります。この暑さとコロナ禍で外出がままならず、少し時間がかかりそうですが、そのぶん楽しみが持続すると思えばいいでしょうか。
葉小舟堂 「初夏の庭先」
illustration by miyakotaya
夏らしい金魚つながりの1枚。
拙著『一生使える、一筆箋の美しいマナーと言葉』(PHP研修所刊)のイラストレーターさんのプライベートブランドです。
---------------------------
夏の終わりに使いたい言葉
---------------------------
今の時季に合う雨や風の言葉をいくつか紹介します。
◎白雨(はくう)
夕立。にわか雨のこと
◎電雨(でんう)
稲妻をともなって降る、にわか雨のこと
◎夏疾風(なつはやて)
急に吹きだす激しい夏の風のこと
◎神立(かんだち)
雷(かみなり)のこと
◎遠雷(えんらい)
遠くのほうで鳴る雷のこと
◎雷光(らいこう)
いなびかり。稲妻のこと
なお、雷の語源は「神鳴り」。雷は神様が鳴らすものだと考えられていたのですね。
参考/『雨の言葉』『風の言葉』高橋順子著(小学館刊)
---------------------------
シンプルな言葉で伝える
---------------------------
気が早いようですが、先日、雑誌の依頼で年末年始の文例を書きました。
例年、来る年が幸せに満ちた年になるよう願って書きますが、今年は言葉をあらためました。
未来の夢や希望より、平穏な日常や、心身の健康を願うほうが、コロナ禍の気持ちに近いと感じます。
これを仕事や人づきあいにあてはめると、これまで以上に、身近な人を大切にする風潮に価値観が変わってきているようです。
職場でも、家庭でも、より気持ちが伝わる感謝やねぎらいを。大げさでないシンプルな言葉のほうが、かわいた心に響きます。
◎感謝のフレーズ
・おかげさまで〇〇できました
・丁寧に対応していただき、助かりました
・気を利かせていただき、ありがたいです
・サポートしていただき、心強いです
・ご縁をいただき、嬉しく思っています
◎ねぎらいのフレーズ
・おつかれさま
・よくがんばりましたね
・大変だったと思います。えらかったですね
POSTA COLLECT
文字と封筒、ハガキのイラスト&落款は、送り主さんによるものです。
京都に住む20年来の友人が手伝いに来てくれた甲斐あって、早々に新居が片付き、快適に生活しています。
朝晩の散歩が楽しみです。落ち着いた土地柄でありながらも個性的なお店が多く、わくわく・キョロキョロしながら歩いています。
京都の友人とは7~8年ぶりに再会しました。
わたしとは比較にならないくらい、数々の荒波を経験してきた友人です。つらかったことを微塵も感じさせない、幸せそうな彼女の笑顔を目にしたら、しみじみ、「あぁ、よかった」という思いがこみ上げてきました。
いい人は痛い目に遭うことも多いけれど、幸せを感じる瞬間も絶対に多くありますね。
ワンコはまだ新居に慣れないようで、外から聴こえる物音・人の気配に、日夜を問わずウォンウォン吠えてしまいます、、、汗
夕べ、新居に来てはじめて、おなかを上にして寝ていた(←リラックスのポーズ)ので、これから徐々に慣れてくれるでしょう。そう言い聞かせています。
連載中の雑誌『新世』
もう10月号ですか...。一年の終わりに近づきますね。
そういえば、先日、他誌で年賀状文例をいくつか書かせていただきました。
今年はコロナによって、文例が変わりました。年賀状はおめでたい便りですから、例年は幸せな一年を願う文例を多く書かせていただくところ、今年に関しては幸せを願う以前に、現状維持、心身の健康を願うほうが心情に近いため、必然的に、そういう文例が多くなります。
すばらしい一年を願ったり期待したりするより、とにかく体を大切に、いつもどおりに過ごすことこそ尊いという感覚です。
で、一般に、幸せを願う文例/言葉を生み出すほうが、現状維持を願う文例/言葉より、はるかに簡単です。
「いつもどおり」に過ごすには精神的な強さが必要ですね。
来年以降も間違いなくこの状況は続くわけですから、気持ちをしっかりと引き締めていかないと!!
「いつもどおり」に過ごすには精神的な強さが必要ですね。
来年以降も間違いなくこの状況は続くわけですから、気持ちをしっかりと引き締めていかないと!!
www.hanabirahitotu.jp/
送ってくださった方の会社のオリジナル
京都に来て5日目。日中は暑くて決して歩けませんが、朝晩は近所をあちこち散歩しています。
こちらは信仰心の厚い人が多いようで、玄関にお札を貼っているお宅や、道端でお地蔵さんをちらほら見かけます。
おもしろいのは、庭木です。東京とは少し違い、こちらは松が多いようです。東京では由緒ある庭園でなければお目にかかれないような立派な赤松も、普通に目にします。
庭に綺麗に剪定された赤松がドドンと2本もあるお宅を見ると、あまりヘンなことは言えませんが、とてもカタギに思えないと言いますか...、自宅に赤松が2本もあるなんて...、なんかすごい。
引越しで疲れた腰をいたわろうと近所の整骨院に入ったら、生け花のセンスがすばらしかったです。控えめに、でも夏らしい迫力もあり、涼し気でもあり...。
多方面からビシバシと刺激を受けています。