こんにちは、いかがお過ごしですか。
今日2月27日は、風は冷たいものの、室内は暖かい~。
そして、今頃になってあらためて気付いたのですが、今年はオリンピックイヤーで2月が29日まであるのですね。
2月の次は言うまでもなく3月。3月になればすぐに震災から1年・・・・
ちょうど週末、仙台在住の伊集院静さんのエッセイ『続・大人の流儀』を読み、あらためて、あのときの被災地のすさまじさ、壮絶な記録の一端を、垣間見ました。
つらいときにどう生きるか。
困っている人を前にしたとき、何ができるか。
いつもいつも、「自分のこととしてとらえ、」胸の中に留めておかねばいけませんね。
・・なんて、何を書いても言葉が軽くなってしまいますが、本を読み、いろんな言葉が胸にズキュンと響きましたし、頭の中の凝り固まっていた部分がす~っと溶けていくような感じがしました。
@色川武大さんとの思い出を描いた小説『いねむり先生』も、すごく素敵でした。淡々とした文章のところどころから慈愛のようなものがにじみ出ていて、読者であるわたしの心をも包んでくれるようでした。
@@わたしは学生時代、色川武大/阿佐田哲也さんの小説が好きで、中でも『麻雀放浪記』は繰り返し、繰り返し、表紙がボロボロになるほどに・・(笑) 意外かもしれませんが、わたし昔、わりとよく麻雀してたんですよ。
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このブログは手紙時間ブログなので、手紙ネタにつづけますと、『新・大人の流儀』の中で、伊集院さんは手紙の流儀についてもふれています。
~(引用)~ 手紙は簡潔がいい。時候の挨拶などはなるたけ短くする。要点だけをまず書き、あとは相手への気遣いが感じられれば、それで十分 ~(引用ここまで)~
マンガ家の黒鉄ヒロシさんからもらった手紙にこころを動かされ、上京し、作家になり。
作家としてデビュー後、将来に失望しそうだったときに届いた読者からの1通の手紙によって、今日まで小説を書きつづけている。
たった1通の手紙が、人生を変えることもある。
胸がジーーンとしました。