プロフィール

むらかみかずこ

一般社団法人
手紙文化振興協会 代表理事

ビジネス手紙有限会社
代表取締役

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メッセージ

かつて連絡を取り合う手段だった手紙が、「気持ちを伝える道具」へと、その役割を変えました。

このブログでは、幼少の頃からの手紙好きが高じて現在の仕事をはじめたわたし/むらかみかずこが、手紙の書き方・楽しみ方や、気持ちが伝わる言葉、文章の書き方のヒントをお伝えしていきたいと思っています。

声に出して伝えるのが苦手でも、書くことでなら、意外とスムーズに伝えられることがあります。まして、それが手書きなら、言葉の力が何倍にも強まります。

伝えたいことがあるのに、なかなか声に出して伝えられない。
そうしたもどかしさを抱えたことのある人に、ぜひ楽しみながら見ていただきたいと願っています。

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わたしが手紙を書く理由の最近のブログ記事

2020年1月31日 16:27

幸せの青い鳥さがし、万年筆のお掃除、スカパー!会報誌ほか

こんにちは、いかがお過ごしですか。

青空がとても綺麗。冬らしく空気がピリッとしています。
この時季、毎朝の犬の散歩のとき、公園で色々な鳥に出会います。

以前は小さな鳥の動きに目が追い付かず、ほとんど見つけられなかったのですが、最近はこれでもちょっとずつ目が慣れてきたのか、カワセミ(青い鳥)やメジロ(黄色い鳥)なら、見つけられるようになりました。

カワセミに出会うとやっぱり嬉しい。「よし、ラッキー!」って思います。


青い鳥といえば、チルチルとミチルの童話が有名です。チルチルとミチルの兄妹が旅をしながら青い鳥を探し求め、最後にわが家で見つけるという物語ですね。
これは、幸せは身近にあることや、身近な幸せには気づきにくいこと、幸せは外にあるのではなく心の内に宿ることを示唆しているのだとか。

そういえば、わたしは幼少の頃、テレビアニメ「花の子ルンルン」が大好きで、あの話も主人公の女の子・ルンルンが七色の花を求めて長い旅をし、最後に自宅の庭で見つけるという話でした。

子どもには深すぎる話...
ですが、今でもよく覚えているということは、わたしはそういうのが本質的に好きということなのでしょうね。


世の中がどんどん生きづらくなる今、心の内にある幸せに目を向けるって、必須なことだと思います。

では、その心の内にある幸せとは、何なのでしょう?
人それぞれではありますが、わたしは自分を大切にすることだと考えます。「わたしはこう思う」「こうしたい」とちゃんと意思を伝え、表現し、まわりの人と話し合い、歩み寄り、理解しようとつとめることだと考えます。

ときに声に出して伝えにくいことも、書くことでなら意外とスムーズに伝えられるものですね。



お正月休みに万年筆のお掃除をしました。
しばらくブログを更新しなかったので、アップできずにいました。
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こちらはスカパー!会報誌、取材協力しました。
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更新頻度が低くなっていますが、地道にしっかりお仕事しています。
よろしくお願いします。






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2019年7月10日 14:47

社長さんインタビュー&レター作成、日経おとなのOFF、THE21掲載

こんにちは、いかがお過ごしですか。

先日、もうすぐ80歳に手が届こうかという社長さんにインタビューして、お客様向けのレターを書かせていただく機会に恵まれました。

わたしは音楽でも絵画でも小説でもすぐに感情移入してしまうので、社長さんの話に耳を傾けている最中も、つい目頭が熱くなり、目に涙がたまってしまいます。
長く会社を続けるにあたり、順風満帆な人生などあろうはずがなく、さらっと話す言葉の中からも、ときにものすごく深い悲しみや苦悩やそれらを乗り越えてきた強さを感じ、つくづく「すごいなぁ」と感嘆します。


わたしは10年ほど前まで「あらがみかずこ」の名前で、中小企業の社長さんにインタビューして、社長さんの仕事に込める思いを冊子にまとめる小冊子作成の仕事をしていました。

その数100社以上、書籍も出版していただきました。

社長さんの思いに耳を傾け、それを原稿に起こす仕事はとても有意義で楽しく、最後のほうは夢中になりすぎた(社長さんは皆、基本わがままですし)ゆえにバーンアウトしてしまったような情けない感じでもあったのですが、それゆえもあり、今あらためて、今の時代に合う方法・見せ方でお役に立つことができれば嬉しいなと感じています。

わたしも年齢を重ね、多少、いろいろ上手になったと思いますので。

いろいろなことを整えて、少しずつまたチャレンジしていきたいです。


20190710-1.jpg「日経おとなのOFF」2012年に取材していただいた記事を再編集、掲載していただきました。


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雑誌「THE21」8月号、なんと、カラーページで手書き特集! SNSやAIの時代だからこそ、人肌や温かみを感じる手書きが有効です。「手間がかかる」「文章がわからない」「文字がへた」など手書きにまつわる疑問や悩みをいかにして解消していくか、取材していただきました。

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2019年3月20日 11:43

声に出して伝えられないこと

こんにちは、いかがお過ごしですか。
春ですね! 新しいことをはじめるには最適な時期、どんな計画がありますか。


わたしは幼少の頃から人前で話すことが大の苦手でした。緊張していないときの会話やいわゆる他愛もない世間話なら、さほど困ることはないのです。その一方で、大切に思っていることや、わかってほしい気持ちを声に出して発しようとすると、体が硬直し、感情の波がどばっと胸に押し寄せ、口からはただ「あわあわ...」という言葉しか出てこなくなりました。

その後に押し寄せるいたたまれない気持ち。さらには、ふとしたひと言によって周りを傷つけてしまうのではないかという恐怖。悪意はないものの、実際に傷つけてしまうこともありますから、なおさら怖くなって心の中の思いを貝のように何も話せず、ただ笑って取り繕うように対処するようなことが長く続きました。

そのもどかしさたるや、本当に苦しいものです。

わたしはこれまで「もっといい書き方はないか?」「気持ちが伝わる書き方は?」「受け取る相手の顔に笑みがこぼれるような、もらって嬉しい1枚に仕上げたい。そのためにはどうすれば?」ずっとそうしたことばかり夢中で考え続けてきました。

幼少の頃から手紙ばかり書いて育ったわたしが書いて伝えることを生業とし、その延長で現在の仕事(一般向け講座/手紙の書き方講座の運営や講師育成、企業向け研修/お客様の心をつかむ手書きのひと言実践研修等)をはじめたのは、声に出して伝えることが苦手であるゆえの反動です。

話すことと同じように書いて伝えることも簡単はなく、今も試行錯誤の繰り返しです。失敗もしてきました。悔しい思いも一杯してきました。でも、その痛みや悔しさを必死に向かい合ってきたからこそ、人の気持ちを自分のことのようにしっかりと想像しながら書きたいと願う自分ならではの強みも知っています。

わたしはいつも思うのですが、人見知りや口ベタであることに悩んでいる人、対面でのコミュニケーションで消極的になりがちな人ほど書くことに向いているようです。じっくりと言葉を選んで伝えたい、納得のいく書き方をしたいと思うのは、豊かな感性と思いやりの裏返し。思ったことをすぐに言葉に変換できないのは、人の気持ちを大切に扱おうとするセンスがある証拠なのです。

書くことを武器にすれば、コミュニケーションはもっと楽になるはずです。
わたしの経験やこの思いが、だれかの何かにつながるとしたら、嬉しく思います。

20190320-1.jpeg
冬の頃の1枚です。


■TV放映のお知らせ

番組:cool japan〜発掘!かっこいいニッポン〜
送局:NHK BS1
放送日:2019年3月24日(日)
時間:12:00(正午)〜
https://www6.nhk.or.jp/cooljapan/program/detail.html?pid=190324

当協会の講師が取材協力しました。ぜひご覧ください!



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2019年2月18日 14:40

ご先祖様の話、お手紙フリマ、古切手屋さんなど

こんにちは、いかがお過ごしですか。
今週は暖かい日がつづくようです。

昨年秋ごろから、父(昭和10年生まれの84歳)に、父の子どもの頃の話、父の両親や父の祖父母の話などを根掘り葉掘り聞き出しています。根掘り葉掘りというと言葉は悪いようですが、今しか聞ける機会がないため、わたしももう遠慮しないで「それでそれで?」と踏み込んで聞いています。

すると、今までほとんど知らなかったびっくりすることがたくさん出てきて、小説を読むよりおもしろいくらい。
ご先祖様に対する「畏怖」のような感情も、不思議と胸に湧いて出るようになりました。これまでも慕う感覚はありましたが、今回のような感情は初めてです。

村上の家は大切な人を戦争で亡くしています。
わたしの名前が「和子」なのは父が平和を願って付けたからです。
子どもの頃は平凡過ぎるこの名前を疎ましく思っていましたが、そう名付けるにいたった父の心境が、ご先祖様の話を聞くことによってだいぶ腑に落ちてきた気がして、今はとても大切なものに思えます。


昨年末、「年賀状じまい」というこれまで聞いたことのなかったテーマが話題になりました。「齢を重ねてまいりましたので、今年で年賀状を最後にします」という「年賀状じまい」。わたしの親もそうですが、施設に入ったり介護度が高くなったりすると、自分の近況を家族や本当に気を許せる近しい人以外には知らせづらく、大勢の人と関わることがどうしても億劫に、またしたくてもできなくなるようです。

人づきあいはうれしく楽しい反面、わずらわしさや負担を感じることもあります。年齢が上がり、気力・体力の衰えとともに後者の感情が強くなり、年賀状に対して消極的になるのもわからないことではありません。

ではなぜ、昨年急に「年賀状じまい」が話題になったのでしょうか。想像でしかありませんが、天皇皇后両陛下の退位と関係があるのでしょう。

両陛下が退位する。それはとてもさみしいことですね。同じ時代を生きてきたシニアの人たちが、心の奥深いところで両陛下の退位を自身のそれと重ねるかのごとく「わたしも同じように様々なことに一区切りつけたい」と感じるのは、自然なことだと感じます。

あと数か月もすると元号が変わり、新しい時代がはじまります。
どんな世の中になるかな。

**

目白にある「切手の博物館」で行われた「お手紙フリマ」で買いました。会場は熱気ムンムン。久しぶりの人にも会え、楽しかった!
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小澤征爾さんの切手を指定買い。
崩れ落ちそうなほど大量に積み重なった切手フォルダの中から「あぁ、あれね」とすぐに目当ての1枚を見つけ出す古切手屋のマダムと、「20世紀シリーズにもありますよ」と応じる常連風の男性客・・。ディープな人たちでした。笑
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2019年1月14日 10:45

スタバ年賀状、これまでの振り返り(1)

こんにちは、いかがお過ごしですか。
今日は3連休の最終日。春のきざしを感じています。

今年届いた年賀状の中にうれしいサプライズが!
スタバ年賀状。これ知りませんでした。ドリンク1杯無料チケット付き。うれしいです。ありがとうございます!

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大学を卒業後、特殊法人勤務をへて小さな編集プロダクションに就職しました。もともと本や雑誌を読むことが好きだったので、雑誌づくりに興味がありました。

その会社で基本的な「書くこと」や印刷のことを覚え、いろいろなタイミングが重なって個人事業主のライターとして初めて自分の名刺を持ったのが、今から約20年前。

最初はタウン情報誌やブライダル情報誌の記事を書くことからスタートし、その後、中小企業の社長さんに「なぜ、その会社をつくったのか?」「その商品・サービスを通してお客様にどんな価値を提供したいとお考えか?」といった仕事に込める思いをインタビューして文章にまとめる小冊子作成の仕事とめぐりあいました。

当時のわたしは社会経験も何もかもすべてが未熟。お客様は企業の社長さんでしたから、同じレベルで話せるようなことなど何もなかったように思います。

ただ、そういう人たちからも信頼してもらえなければ、ごはんを食べていけません。
目の前の依頼に誠実に向かい合うことはもちろん、営業活動の1つとして、ご縁のある方にお礼状を書いたり、用事がなくても季節が変わるたびに季節のはがきを送ったり、ものや書類をやりとりする際には必ず一筆箋を使ってひと言添えたりしていました。

すると、しだいに「いつもありがとう」「あなたから届くはがきを毎回、楽しみにしている」「机に飾っているよ」といったうれしいお声をいただくようになりました。
褒めてもらえればそれはまさにご馳走ですから、「もっと喜んでもらうためにはどうすればいいのだろう?」「どんなふうに書いたらいい?」「どんなふうに工夫したらいい?」と、もっともっとと追求する気持ちが強くなりました。

運もよかったのでしょう。書く枚数が増えるにつれ依頼や紹介の数も増えていき、年間1000枚くらいになると、今度は「出版してみないか?」「うちの会社の女性社員に教えてほしい」といった新しい世界がしぜんと広がっていきました。

今も思い出すのが、当時、あるリフォーム会社の社長さんからかけてもらったひと言です。

「こういうの(←はがきのこと)はいいね。手紙を書くのは徳を積むいちばんの方法だから、これから先もずっと続けていきなさい」

わたしなりに必死だったからだと思います。泣きそうになるくらいうれしく、胸に響いた言葉です。

思うに、手紙がいつも未熟な自分を補ってくれました。





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