こんにちは。いかがお過ごしですか。
さっき一時間ほどお風呂につかりながら、本を読んでました。浅田次郎さんの『壬生義士伝』。元新撰組の藩士、吉村貫一郎のお話です。
のぼせちゃったので途中で読むのやめましたが、あと数日でどっぷりつかりそう・・
さて。今日は、わたしがこれまで、物心ついてからずっと書き続けてきた手紙の中で、いちばん印象に残っている一通の話を少し・・
それは、今年の元旦に、甥っ子・姪っ子にあげるお年玉袋の中に同封した手紙(一筆箋)です。
一筆箋なので、ほんの5行程度。でも、わたしなりに、真剣に、本気になって、書きました。
そうしたら、ちゃんと通じ合えたように、感じました。
昨年末、甥っ子・姪っ子のお父さん(=義兄。姉のダンナさん)が亡くなりました。突然のことでした。
まだ小学生。その年齢で、つい昨日まで隣にいたお父さんが急にいなくなる・・ それって、どういう心境なんでしょう?
わたしなりに、精一杯、言葉をかけてあげたかった。でも、面と向かっては、言えなかったんです。
何を言っても、言葉が軽くなってしまいそうで・・ その場しのぎになってしまうのがこわくもあり、かといって、何も言えないことがはがゆくもあり・・
そういう自分にも苦しさを感じたまま、数日が過ぎました。
その点、手紙はいいですね。気持ちを落ち着かせて、書くことができます。伝えたいことを、きちんと整理したうえで、文字にすることができます。
それはたった数行でも十分。
それ以来、わたしは、甥っ子・姪っ子と接している最中に、彼らの目に見えないストレスを感じたとき、彼らに宛てて手紙を書くことにしています。
書いた手紙は、渡すこともあれば、渡さないこともあります。
それでいいのかな、と思います。いっしょうけんめいに書くことで、その気持ちは、時空を超えて、必ず彼らの心に伝わりますものね。
ここぞというときに、「勝負手紙」を書く。
それもまた、とても大事な手段のひとつではないでしょうか。