プロフィール

むらかみかずこ

一般社団法人
手紙文化振興協会 代表理事

ビジネス手紙有限会社
代表取締役

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メッセージ

かつて連絡を取り合う手段だった手紙が、「気持ちを伝える道具」へと、その役割を変えました。

このブログでは、幼少の頃からの手紙好きが高じて現在の仕事をはじめたわたし/むらかみかずこが、手紙の書き方・楽しみ方や、気持ちが伝わる言葉、文章の書き方のヒントをお伝えしていきたいと思っています。

声に出して伝えるのが苦手でも、書くことでなら、意外とスムーズに伝えられることがあります。まして、それが手書きなら、言葉の力が何倍にも強まります。

伝えたいことがあるのに、なかなか声に出して伝えられない。
そうしたもどかしさを抱えたことのある人に、ぜひ楽しみながら見ていただきたいと願っています。

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心に残る手紙の文面の最近のブログ記事

2022年3月25日 08:57

のどか、はじめましての挨拶

20220325-1.jpg
(C)Takako.Y.Miyoshi  トライアングル

屋根の上に猫が3匹、お花見しています。
のどかですね。


先日、弊協会の講師勉強会で、春は「はじめまして」のやりとりが増えるから、メールを書くときに気をつかうことが多い、という話になりました。たしかに、そうですね。春は人事異動等で新たにやりとりする人が増える時季です。

自分から挨拶するときと、相手から挨拶してもらうとき、間に引継ぎなど人が入って挨拶するなどいろいろなケースがあります。
メールで挨拶する場合、特に自己紹介など必要なく、名前だけ名乗ればいい。最終的な目的はその仕事が滞りなくすすみ、役割を果たし、成果につなげることなのだから、必ずしもパーソナルなことまで表現する必要がない、と考える人もいるでしょう。

しかし、それでは相手の記憶に残らず、名前すら覚えてもらえません。対面での挨拶なら、おのずと目や耳から入る情報がありますが、メールの文字から入る情報は「言葉、書き方」だけです。
一般論ではありますが、特別な何かを持ち合わせた人でない限り、相手は自分が思うほど自分に関心を抱かないものです。名前すら覚えてもらえないとは、相手の記憶に残らないということ。誰でもいい、誰がやっても同じ、極端にいえばAIがやっても同じ...となりかねません。となるとやはり、何かしら相手の記憶に残るひと言は必要だと考えます。

踏み込んだことまで伝える必要はありませんが、たとえば
・出身地
・入社何年目か
・直近まで所属していた部署 
・新入社員であれば新入社員であることや出身大学
どれか一つでいいので書き加えると、そのひと言がきっかけとなり、相手の記憶にフックがかかりそうです。




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2022年3月 2日 11:52

河津桜と春の文例、プチギフト

20220302.jpg
協会の講師が「河津桜が満開になりました!」と写真を送ってくれました。
いいなぁ...! わたしはまだ満開の河津桜をこの目で見たことがありません。東京から車で行くと大渋滞にはまってしまうので、いずれバスツアーで行きたいと思っていましたが、思っていただけで機会を逸していました。
写真の右側に黄色い電車が映っています。見る人が見れば、何線だとか、電車の特長とか、すぐにわかるのでしょうね。


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季節の変わり目の文例(冬→春)
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〇椿の花もそろそろ見納め、
代わりに梅の香りがただよう頃となりました

〇冬の寒さに飽きてきた頃、
春色のニットを新調しました

〇足元をブーツからパンプスに替えました
おしゃれが楽しくなる季節ですね

〇スーパーに春野菜が並びはじめました
菜の花のおひたしはお好きですか

〇この時季の定番のつまみといえば
そら豆。焼くと香ばしく、美味しくなります

〇春一番が吹くようです
そろそろ寒さがやわらぐといいですね

〇鳥のさえずりに耳が留まるようになりました
春は鳥にとって恋の時季
木々が賑やかになりそうです

〇店先にチューリップが並んでいます
春はお花が増え、気分も明るくなりますね

〇季節の変わり目です
引き続き、流行り病にご留意ください

〇そろそろ外に出たくなる頃、
花粉症対策万全で出かけましょう


上記は毎月2回配信しているメールレターの中で書いているものの一部です。
あちこちにいろんなものを書き散らかしていて、ぜんぜん整理できていません。もったいないですよね。何かどこかにまとめればいいのでしょうけれど...。そういうのがとても苦手です。

20220302-1.jpg

こちらも協会の講師からいただきました。なんとまぁ、見事なネーミング! もらって嬉しい便利なお茶のティーパックです。

*京都ぎょくろのごえん茶(京都市中京区)

こういう普通郵便(84円)で送れるサイズのプチギフトに精通した講師がいるのです。
いろんな手紙の達人がいて、毎日ほんとにありがたい。


拙著『感じのいい人がやっている 気持ちが伝わる絶妙3行文章』(PHP研究所刊)、11刷となりました。
ありがとうございます。m(__)m


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2020年8月26日 11:52

鳩居堂と葉小舟堂の金魚、夏の終わりに使いたい言葉、シンプルな言葉で伝える

20200826-2.jpg
鳩居堂 シルクスクリーンハガキ

「ザ・鳩居堂」な1枚ですね。
京都寺町通りにある京都鳩居堂さん。今春、お香のカフェもオープンしたのですよね。
京都便利堂、裏具、ROKKAKU、嵩山堂はしもと、からふね屋... 京都に来たからには行きたいお店がたくさんあります。この暑さとコロナ禍で外出がままならず、少し時間がかかりそうですが、そのぶん楽しみが持続すると思えばいいでしょうか。


20200826-1.jpg
葉小舟堂 「初夏の庭先」
illustration by miyakotaya

夏らしい金魚つながりの1枚。
拙著『一生使える、一筆箋の美しいマナーと言葉』(PHP研修所刊)のイラストレーターさんのプライベートブランドです。


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夏の終わりに使いたい言葉
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今の時季に合う雨や風の言葉をいくつか紹介します。

◎白雨(はくう)
夕立。にわか雨のこと

◎電雨(でんう)
稲妻をともなって降る、にわか雨のこと

◎夏疾風(なつはやて)
急に吹きだす激しい夏の風のこと

◎神立(かんだち)
雷(かみなり)のこと

◎遠雷(えんらい)
遠くのほうで鳴る雷のこと

◎雷光(らいこう)
いなびかり。稲妻のこと

なお、雷の語源は「神鳴り」。雷は神様が鳴らすものだと考えられていたのですね。

参考/『雨の言葉』『風の言葉』高橋順子著(小学館刊)


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シンプルな言葉で伝える
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気が早いようですが、先日、雑誌の依頼で年末年始の文例を書きました。

例年、来る年が幸せに満ちた年になるよう願って書きますが、今年は言葉をあらためました。
未来の夢や希望より、平穏な日常や、心身の健康を願うほうが、コロナ禍の気持ちに近いと感じます。

これを仕事や人づきあいにあてはめると、これまで以上に、身近な人を大切にする風潮に価値観が変わってきているようです。

職場でも、家庭でも、より気持ちが伝わる感謝やねぎらいを。大げさでないシンプルな言葉のほうが、かわいた心に響きます。

◎感謝のフレーズ
・おかげさまで〇〇できました
・丁寧に対応していただき、助かりました
・気を利かせていただき、ありがたいです
・サポートしていただき、心強いです
・ご縁をいただき、嬉しく思っています

◎ねぎらいのフレーズ
・おつかれさま
・よくがんばりましたね
・大変だったと思います。えらかったですね








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2020年5月14日 14:16

読売新聞2020.5.9朝刊に記事掲載

読売2020.5.9.jpg
2020.5.9(土)、読売新聞朝刊(関西、中国、四国版)、取材を受け、記事を掲載していただきました。




一般社団法人手紙文化振興協会では、通信講座の受講生に「なかなか人と会えない今、手紙を送りませんか」と呼びかけ、代表・認定講師の直筆メッセージを添え、ポストカードを2枚ずつ進呈するという取り組みを行っています。

20200514-1.jpg
早速、お礼の手紙やお返しのポストカード/手作りメモノートなど、温かいお気持ちを受け取っています。メールでも受け取っています。
ありがとうございます。


郵便受けに手書きの手紙を見つけたときの喜びは特別です。沈んでいた気持ちが一気に華やぎます。
長い手紙を書くのは億劫に感じるときもありますが、手書きの手紙を受け取る機会が減った今、ハガキ一枚、ほんの数行でも十分です。

これからの季節は紫陽花、朝顔、清涼感のあるビール、アイスクリーム、虹、花火などの絵柄を選ぶと、受け取る相手のみならず、書く人の気持ちも軽やかになるでしょう。

本文では、互いの健康を気づかう言葉のほか、「あの日、鎌倉で見た紫陽花を思い出します」「また一緒に夏山に登りましょう」などと共に過ごした思い出に触れると、一層心が近づく一通になります。



自宅で学べる通信講座、
気持ちが伝わる言葉や文章の書き方を学べます。

■通信講座『手紙の書き方講座(入門編)』  
http://www.tegami.or.jp/lecture/class2/  
■通信講座『手紙の書き方講座(上級編)』
https://www.tegami.or.jp/lecture/class1/
■通信講座『仕事で差がつく!メール・文章の書き方講座』
https://www.tegami.or.jp/business/writing.html
■通信講座『実用美文字・美手紙講座』
https://www.tegami.or.jp/business/bimoji.html

「添削が戻ってくるのが、毎回待ち遠しかった」
「ふとした折にこれからもずっと読み返します」
「心あたたまるメッセージに感激しました」

●講演・研修のご依頼はこちらから
 info★★tegami.or.jp (★★を@に変換してください)



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2018年9月28日 09:43

秋の花のポストカードと、新たな趣味について

こんにちは、いかがお過ごしですか。
つい先日までノースリーブのワンピースを着ていたのに、ここ数日はジャケットやカーディガン、首に巻くショールが手放せなくなりました。秋が急に深まっていくようですね。


■ 秋の花のポストカード
20180928-1.JPG
いずれもプレゼントしていただいたものです。カラーの筆ペンで描いたのでしょうね、こうした絵がささっと描けるっていいですね。

2018-0928-2.JPG
夏の訪れが早まる一方で、過ごしやすい秋の日々はどんどん短くなるようです。
ヒマワリやハイビスカスといった夏の花の陽気な感じ、派手さはなくとも、秋の草花には奥ゆかしい味わいがあります。

20180928-3.JPG
ケイトウ(鶏頭)っておもしろい花ですね。進化の過程でどうしてこうしたユニークな形になったのでしょう? 花に意思があるとしたら、人と違うことを恐れず自分らしさをひたすら追求している感じでしょうか。いい花ですね。



わたしは趣味で声楽(合唱)をやっており、一年に一度、オーケストラの演奏でイタリア人指揮者のもと交響曲や宗教曲を歌います。

今年のはじめ、演奏会の直前、このイタリア人指揮者からわたしたち合唱団員に宛てて「参加してくれてありがとう。皆で忘れられない公演にすることができると信じています!」という直筆サイン付きメッセージがFAXで送られてきました。

この指揮者はいずれカラヤンやバーンスタインにも匹敵する存在になるであろうと言われる、クラシック音楽界をけん引する若きリーダーの一人です。そんな世界的なマエストロがわざわざ私たち合唱団員のために・・・!

関わる人たちのモチベーションを上げ、最高のパフォーマンスを引き出す。その熱意とリーダーシップの根っこにあるのは「よい公演をつくりあげるためにはどうすればよいか?」という想像力にちがいなく、その想像力をカタチにしたのが指揮者直々のメッセージであり、手書きのサインでした。


この秋、わたしはイタリア語の勉強をはじめました。
この指揮者に宛ててイタリア語でサンキューカードを贈ることと、あわよくばコンサートホールのロビーとかで見かけたときにイタリア語で話しかけることが、当面の目標です。

うふふ。続くかなー。目標は公言するとかなうといいますからね。楽しみです!


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