こんにちは、いかがお過ごしですか。
11月になり今年もあと2か月! だんだんと秋が深まっていくにつれ、じわじわと年の瀬が近づいてくるのでしょう。
昨日(11月1日)から、2013年用のお年玉付き年賀はがきが発売されました。
まだ少し早いかもしれませんが、そろそろ年賀状のことで頭が痛くなってくる時期ですね。
わたしは今年から郵便局(日本郵便)が主宰する「年賀イノベーション研究会」の委員をつとめていることもあり、年賀状について「どれくらい売れるのかなー」とか「どんな話題になるのかなー」とか、ちょっとかなり注目しています。
そもそも、年賀状って、どれくらいの人が出すのでしょう?
日本の人口、1億2800万人のうち、10歳以下の子どもと「年賀状は出さないよ」という不要派をのぞき、年賀状あるいは喪中の年賀欠礼を出す人は、およそ9300万人(日本の人口のおよそ72%)だと言われています。
その9300万人に対して、2013年用のお年玉付き年賀はがきの発行予定枚数は、36億7000万枚。
冷静に見ると、すごい数字ですよね。
書籍でいえば100万部売れたら大大大大ベストセラーと言われるところ、なんと36億枚!!
で、この超メガトン級のマーケットに対して、微力ながら生意気ながらどんなご提案ができるか。
年賀状という、少し乱暴ないい方ですが多くの人にとって「手間のかかる億劫なこと」を、いかにして「わくわくする楽しみ」に変えていけるか、次回以降、わたしなり思ういろんなことを少しずつ書いてみたいと思います。
++
創業1806年、日本橋の紙専門店/榛原(はいばら)さんから、「木版摺 色ふちレターセット」をいただきました。
縁取りのあざやかなグリーンが目を引きます。
職人さんが手仕事で和紙に色をのせているのだそうです。
当然のことながら、色にも相当な力を入れていて、以前、この榛原の女将さんから、「'榛原の赤'を出せる職人さんは、今の日本で1・2人しかいないのよ」とうかがったことがあります。
職人技によってつくられる美しく上質な商品を販売することで、日本のすぐれた職人文化を後世に伝えていく役割も担っているのだと、教えてくださいました。
創業200年の老舗店の女将さんの言葉だからこそ、なんとも重みがありました。
はいばらさんの商品では、蛇腹便箋シリーズも使いやすくて、わたしは気に入っています。