プロフィール

むらかみかずこ

一般社団法人
手紙文化振興協会 代表理事

ビジネス手紙有限会社
代表取締役

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メッセージ

かつて連絡を取り合う手段だった手紙が、「気持ちを伝える道具」へと、その役割を変えました。

このブログでは、幼少の頃からの手紙好きが高じて現在の仕事をはじめたわたし/むらかみかずこが、手紙の書き方・楽しみ方や、気持ちが伝わる言葉、文章の書き方のヒントをお伝えしていきたいと思っています。

声に出して伝えるのが苦手でも、書くことでなら、意外とスムーズに伝えられることがあります。まして、それが手書きなら、言葉の力が何倍にも強まります。

伝えたいことがあるのに、なかなか声に出して伝えられない。
そうしたもどかしさを抱えたことのある人に、ぜひ楽しみながら見ていただきたいと願っています。

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2011年9月13日 11:55

いくつ言えますか? 秋の七草。

こんにちは、いかがお過ごしですか。
まだまだ残暑が厳しくて・・・。今年はどんな秋になるのでしょうか。

 

秋といえば、ちょっとマイナーなところで、秋の七草。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

上のふたつは万葉の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ歌で、いずれも万葉集に収められています。

 

意味は、「秋の野原に咲いている花を指を折りつつ数えてみると、七種類の花がありました」。
「萩の花、尾花(ススキ)、葛(くず)、なでしこ、おみなえし、藤袴、朝顔(ここでいう朝顔とは、桔梗/キキョウの花を指すとされています)」。

このふたつの歌が元になり、今の時代にも「秋の七草」として継承されているようです。


春の七草は、その年の無病息災を願って1月7日に「七草粥」として食べますが、秋の七草は、主に野原に咲く草花を観賞して楽しむもの。

そのため、春の七草に比べ少しマイナーな印象を受けますが、いっそ手紙に取り入れてみると、もっと身近に感じられるかもしれません。

たとえば、便箋、一筆箋やシールなどのアイテムで七草の模様を使ってみる他、冒頭の一文で、次のようにしたためてみてはいかがでしょう?

 
 秋風が気持ちよく感じられますね。
 先ほど、散歩の最中、ススキが風にたなびいていました。

 *

 毎年この季節になると、子どもの頃、祖母が好きだった藤袴の花が見たくなります。
 最近はあまり見られなくなったようですが、そちらではいかがですか。

 


秋の七草を手紙に取り入れる場合、その時期は9月中旬から10月上旬がふさわしいのかな、と思います。

今年(2011年)の中秋の名月/十五夜は、昨晩9月12日でした。お月様、見ましたか? すっごくきれいでしたね!

そして、もうひとつの名月/十三夜の月は10月9日。

お月見に合わせ、甘いおはぎと共に秋に咲く草花を愛でてみるのも、季節の優美な楽しみ方であり、癒しのひとつといえそうです。


参考/こよみのページ  http://koyomi.vis.ne.jp/

 

**

NEC_0043.JPG読者さんから、切手をいただきました~! ありがとうございます!

今の季節にぴったり。写真ではちょっと見づらいですが、下の2種には、「ゆぅ焼~け小焼けぇ~の、赤とんぼぉ~」の歌とともに、夏の終わりをいとおしむ?女性と子どもたちが描かれています。

右の赤い切手には、湖に浮かぶ紅葉の葉っぱの上を気持ちよさそうに泳ぐ鴨さんの姿が。

Nさん、ありがとうございます。^^

 

 

 

 


  

 

コメント(4)

小学生の時に、なぜか両親に春と秋の七草を覚えるように言われて…笑

春は
「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」

秋は
「はぎ、すすき、ききょう、なでしこ、おみなえし、くず、ふじばかま」

と呪文のように唱えて覚えた気が。

なつかしくなりました。

>tomoさん

小学生の頃に覚えたものを今でも言えるって、すごいと思います!

わたしは今回、記事を書くにあたって初めて秋の七草を全部知りました。

藤袴、首都圏ではぜんぜん見かけないようですね。
子どもの頃はいたるところでススキを見かけていたけれど、それもあんまり最近はどうなんでしょう・・。

素敵なイラストですね!

>マグロ船 齊藤正明さん

切手、キレイですよね。
ありがとうございます!^^

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