こんにちは、いかがお過ごしですか。
わたしはちょっと夏風邪で咳がコホコホ出ていたのですが、すっかりよくなりました。
近所の内科に行ったところ、そこのお医者さんはかなりご高齢。出してくれるお薬も、だいぶレトロな感じなんです。
中でも、子どもの頃に飲んだ「咳止めシロップ」。あの、茶色くて、ドロッとした、甘苦いやつ。。飲むときはしかめっ面でしたが、良薬口に苦し。よく効いたみたいです!
さて先日、ハガキを送った相手の方から、「めずらしい字を書きますね!」と言われました。
それが「前略」の「前」の字。いつの頃からかは記憶にありませんが、わたしはこの「前」の字を書くときに、いつもぐるんと下を丸めて点を打つんです。
ほかにも、写真に撮ったように、いくつか崩して書く文字があります。
人によって、微妙にクセがありますよね!
で、こうした崩し字といえば、古文書の多くは崩し字で書かれています。武家のものか、公家のものか、小説か、歴史書か、また時代によってももちろん崩し字のパターンは異なりますし、読んで意味をくみ取るのはとてもムズカシイ。。
わたしは学生時代、授業で教わったことがありますが、あまりマジメな学生ではなかったので・・
すっかり忘れてしまっているのが、今となっては、大変悔やまれます。。
ちなみに、写真の一筆箋の絵柄は、言わずもがなの葛飾北斎。富嶽三十六景が1枚ずつプリントされているんです。美術館のショップで買いました。
北斎といえば、アメリカの『ライフ誌』の調査で、「この1000年でもっとも偉業を成し遂げた世界の100人」に、日本人として唯一、選ばれた人。
以前、知人から、日本人に「世界でいちばん有名な絵画とは何か?」と聞くと、ダ・ヴィンチの「モナリザ」と答える人が多いけれど、外国人(とりわけアメリカ人)に聞くと、北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」と答える人が多い・・という話を聞いたことがあります。
本当のところは、わかりません。ただ、とりわけ今の時期! 暑く、うだるような夏!!
北斎の絵は、納涼だと思います~。